2005年7月14日 (木)

シャプラニールに行ってきました!...

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シャプラニールは1972年に設立された民間海外協力団体(NGO)で、バングラディッシュとネパールを中心とした支援活動を行っています。

バングラデシュでは農村部の貧困層を対象にした相互扶助グループの育成活動を行い、識字学級の開設、保健衛生知識の普及、収入向上のための小規模な事業の支援等を行っています。また、2000年の秋よりストリートチルドレンの支援活動も開始しています。

ネパールでは農村部と都市部の貧困層を対象に農村開発活動、自立支援活動などを行っています。

国内では現地の女性が生活向上のために作った手工芸品を輸入販売し、彼女達の仕事作りに協力しています。
http://www.shaplaneer.org/about/top.htm

つまり,シャプラニールでは,フェアトレードは現地の文化を紹介するのが主で,活動のうちの一部でしかありません。事実,NGOの収入として,3000人の会員からの寄付,会費が3割,ODAや民間からの助成金が3割,クラフトリンク(フェアトレード)からの収益が3割です。フェアトレードの収益も増やしたいということですが,最近は売り上げが落ちているとのこと。他のフェアトレードの団体と較べると,フェアトレードに本腰を入れていない分,力が入らないのかもしれません。

ただ,スタンスとして,現地の文化を紹介するためのフェアトレードという姿勢は評価されてもいいと思います。現地に日本の技術を教えて,それを根付かせて育てるという方法もありますが,それは本当のフェアトレードかと言われると,何とも言えません。現地の生産高を上げて一人でも多くの労働者を雇ってあげたいという気持ちも分かりますが,現地の文化を守りたいという気持ちも分かるのです。難しい問題ですね。

クラフトリンク担当チーフの勝井さんは,忙しい(朝10時から夜の10時11時まで働いてしまうそうです。どこのフェアトレードのお店も同じですね。自分たちが働けば現地の人が何人救われるか分からないと思うと,つい長時間労働になってしまうのでしょうね)にも関わらず,資料も予め用意していただき,小1時間,何も知らない僕の繰り出す勝手な質問に答えてくれました。
勝井さん,ありがとうございました。

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2005年6月23日 (木)

「ぐらするーつ」に行ってきました!

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6月2日(木)に、「ぐらするーつ」に行ってきました。

ぐらするーつ池袋店。
サンシャインのワールドインポートマート3Fの舶来横丁のフロアに入って右手すぐにあります。
お店の中を見せていただき,店長の鈴木さんに聞きました。

―ピープルツリーの商品や第三世界のものもありますね。
はい,横のつながりを大事にしています。

―ピープルツリーのように,現地への見学ツアーなども企画しているんですか?
うちはどちらかというと,商品主体でやっています。フェアトレードだから買うというより,美味しいから,いいものだからと選んで買ってみたら,フェアトレードだったというコンセプトを大事にしたいと思っています。

IFAT(国際トレード連盟)という組織がある。1989年に結成され,欧米や日本のフェアトレード組織と,アジア,アフリカ,中南米の生産者組織が情報交換や意見交換をする場となっている。ぐらするーつが取引している生産国は,ネパール,インド,エクアドル,カンボジア,タイの5カ国。その半数がこのIFATに加盟している生産者とのこと。でも,ぐらするーつが独自に開拓して取引している生産者もあと半数あるということでした。

このあと,渋谷店に行って,店長の桜井さんに話を聞きました。

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店の規模も小さく,場所が分からなくて,たどり着くまでに雨の中ウロウロしましたが,桜井さんに電話で場所を教えてもらいました。
品揃えは,ぐらするーつのオリジナル商品が多い感じでした。
―毎月フェアをやっているようですが,場所はどこでやります?
狭いけど,この店内でやります。今月もヘンプの製品をたくさん展示してヘンプフェアをやります。

―生産者が原料を仕入れるためにまず代金の50%を渡すと聞きましたが…
ええ,前渡しが基本です。

そうなんです。フェアトレードは製品が出来る前に代金の50%を渡すんです。それで,気になって,聞きました。
―IFATに加盟していない生産者と取引するのは,リスクもあるのでは?
すると答えは,
現地の生産者とつながっている日本人の方が結構多いんです。現地から情報を送ってくれます。彼らを通して商品を買うわけですね。私達は彼らを信頼しています。彼らは現地の人々と生死をともにしていますから。

すごい…。
私は言葉に詰まってしまいました。
この平和で快適な日本に、フェアトレードの商品が並ぶまでに、現地の生産者の人々を必死で支えている日本人の人たちがいるんです。
私は、そのような日本人の方に会いたくなりました!

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2005年6月19日 (日)

自由が丘のPeople Treeに行ってきました!

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People Treeは,フェアトレードカンパニーのグローバルビレッジの直営店です。
「お店はここにしかありません。あとは,550あるお店に卸しています」とショップスタッフの長野さん。あらかじめ電話で今日の取材のことを伝えておいたこともあり,祭日の忙しい中,質問に丁寧に答えてくれました。

このショップができて7年目。去年,おととしぐらいから黒字に転換したそうです。
その原因は?と聞くと,「スタッフの応対がなれてきたのと,マネージメントの力だと思います」。
あくまでも普通のお店と同じような答えなのだ。売上目標もある。前年比120%という。
「結構大変なんですね?」と聞くと,「でも,僕たちのお店の売り上げが増えれば,現地で雇える人も増えるし,工場の規模も大きくなる。そうすると,技術を習得できる人数が増えて,工場をやめても手に職があるから,現地の人々もやっていけるようになるんです」。この答えには参りました!
ショップのスタッフがお店の役割,自分たちの売り上げが上がることで社会貢献ができることをきちんととらえているのです。他の店では考えられない答えです。
長野さんはつづけて,
「僕も普通の店で買い物をすることがあるんです。でも,どこで作られているんですか?とか,この製品は子どもが作っていませんよね?とか聞いても,店員は何も分からないんです。でも,聞くことにしているんです。聞くお客がいることを知れば,お店も無視できないでしょう」

長野さんはPeople Treeに勤める前はアパレル関係の会社に勤めていたそうです。
でも,現地から搾取する会社の姿勢に失望して,People Treeに入ったとのこと。
「僕たちの会社は,現地から買い上げるときに買い叩くことはしません。100円のものは,100円で買う。でも,資本を持っている会社は,大量に買うから50%に負けろと言ってくる。現地の人が折れて,採算がとれなくても,それで売ってしまうと,そこで児童労働が発生して来る。それは絶対避けなければいけない。僕たちの会社は,たとえば,1万円で売れないものは,現地の人と相談しながら,印刷をやめたり,半分にしたりといった工夫を一緒に考えて値段を下げる。現地に押し付けることは絶対しないのです」
現地との商談は実に目に見えるかたちで行われてる。仕入れ値がいくらで,輸送費がどのくらい,など,理由がきちんとつくように設定しているとのこと。
でも,すべて手作りだし,そんなに大量発注でもないので,どうしても割高になる…。それに,フェアトレードというと,チョコレートとか,コーヒーなどの嗜好品だと思っている人も多い。グローバルビレッジの本社はイギリスにあって,衣料品は日本から逆輸入しているとのこと。

「お客さんの中にも,私は中国製の安いものを買うわ!という人もいる。それはそれでしょうがいない。僕たちは僕たちのものを押し付けはしない。ただ,検討するアイテムの1つとして,僕たちのお店の商品も入れてほしいと思っているだけです。他の店より安い店もあるんですよ」
現地の工場などを見たいというお客さんや,仕入れているお店の人々を募って,現地見学ツアーも行っているという。
「スマトラ沖の地震のときも,沢山の人が来てくれました!どうして来たんですか?と聞くと,被害に遭った人たちがつくった製品を買いたい」と言ってくれました。
お金だけじゃない支援もあることを知っているんですね,ここに来る皆さんは!

「僕は施設にいました。施設に対する支援というのは,食糧であったり,図書券やお金でした。でも,高校を卒業して社会に出たとき,一番必要だったのは,お米の炊き方や,料理の作り方だったんです。お金じゃない支援も必要なんです」
自分の人生を重ね合わせて,現地の人が本当に必要とするものを語る長野さんは,今,この店で生き生きと働いています。
休暇がとれたときには,一人でフラ〜と現地を訪れたりする彼。
現地で撮って来た彼の写真集もお店にありました。

皆さんも,東京の自由が丘に行ったら,ぜひPeople Treeに立ち寄ってみてください。
長野さんのほか,目を輝かして働くスタッフに会えると思いますよ!

People TreeのURL:
http://www.peopletree.co.jp
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